平成31年3月6日、今年で10年目を数える、東医大「献体による外傷手術臨床解剖学的研究会」にアシスタントとして参加させていただきました。
低侵襲治療に向かう現代医学の昨今、実臨床で外傷手術を行うことは少なくなりつつあります。
しかし救命のための外傷手術(ダメージコントロール)は、消えゆくことはありません。そして人体解剖の知識は、全ての医学の基礎と言えます。
さて今回も、救急専門医を志す若手から、10数年目を数える脳外科医・整形外科医・救命医を交えて解剖学的研究会が行われました。
他施設の貴重な症例を共有しながら、様々なディスカッションが行われました。解剖の基礎から手技中のピットフォールまで、1日では時間が足りないほどでした。
外傷手術の術式はおそらく10年前とほぼ変わっていません。
しかし多発外傷により助かる命は、増えているはずです。
目の前にその患者が来る時に備え、Trauma surgeonのマインドを忘れてはならないと改めて感じました。
八王子医療センター 後期研修医 某2年目
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