どんな状況でも活躍できる!オールラウンダー “救急科専門医”
私たち救急科では、1~3次の救急初期診療に加え、主治医として集中治療管理を行っています。救急科専門医だけでなく集中治療専門医の認定施設です。診療の質/量ともに多摩エリアを代表する救命救急センターです。最も誇れる点は、科内の雰囲気の良さと、各科とのスムーズな連携です。約15名の専従医で2交代制(入りと明けの確保)を維持しています。
こちらから各種フライヤー・プログラムをダウンロードできます。
救急科専門研修プログラム概要《簡易版》のダウンロード
(ver.2024 PDF) 『救急科専門研修プログラム』
のダウンロード
(2024年8月更新/ver.20240802 PDF)
日本救急医学会の「指導医指定施設」に認定されました
当救命救急センターは日本救急医学会より「指導医指定施設」として今年も更新されました。
指導医指定施設とは
(日本救急医学会「指導医指定施設申請資格」参照)
八王子医療センター救命救急センターの紹介動画
救命救急センターの紹介動画です。どうぞご覧ください。
この救急科専門研修プログラムで実現できる5つのポイント
- 柔軟性1年間のみのプログラムがあります。例えば目的に合わせて2年目から他領域への移行も可能です。
- 2交代制労働基準に則った「2交代制勤務」を実施していますので、無理なく効率的な研修を続けられます。
- 学外勤務信頼できる病院・施設と多数連携しており、勤務内容・給与に応じてアレンジが可能です。
- 充実した環境ER(1次・2次・3次)+ ICU管理 + 急変対応の全てに習熟することができます。
- スペシャル育成各種手術・内視鏡・エコ ー・学術研究・ドクヘリなど特別育成プログラムがあります。どんどん応援します!
基幹施設である東京医科大学八王子医療センター 救急科の特徴
① 3次・2次・1次救急の全てに対応する救命救急センター
東京医科⼤学⼋王⼦医療センター(以降、⼋王⼦医療センター)救急科は、年間約1400件の3次救急症例を取扱い(2021年度)、専従の救急科医が約15名という充実した⼈員配置と個々の⾼いモチベーションで、“断らない3次救急”を実践しています。例年、3次救急要請は都内屈指の応需率を維持しています。
院内他科連携や地域連携がスムーズである点も⼋王⼦医療センター救急科の特徴で、連帯による円滑な後⽅⽀援が当科の活動基盤となっています。さらに、夜間は院内独自のER体制を確立し、救急科がその中心となることで重症〜軽症患者に至るすべての救急疾患に対応する総合的な救急診療を実践しています。
② Acute care specialistsの養成
⼋王⼦医療センター救急科では、”acute care specialist”の養成に力を入れています。これからの救急医療には、外傷外科、救急外科、外科的集中治療の3つの領域を担当する、”acute care surgery” という診療概念を超え、外科に拘らず救急医療において重要な専門領域を臨床実践できる救急医、すなわち”acute care specialist” が求められると考えます。当科では特に、外傷系・脳神経系・消化器系に注力し、高い専門性を持って臨床を実践しています。
③ 主体的な集中治療と一貫した入院管理
⼋王⼦医療センターの救命救急センターは救急科専門医指定施設のほか、⽇本集中 治療医学会の集中治療専⾨医研修施設に認定されています。救急科医が主体となった専⾨性の⾼い集中治療を提供するclosed policy(専従医による患者治療方針の決定)を実践しています。
外来診療だけでなく集中治療管理を⾏い、急性期を 脱した一般病棟の患者においても半数以上は当科が 主治医として責任を持って退院(転院)まで担当します。このような⼊院から退院に⾄るまでの⼀貫した診療管理体制も⼋王⼦医療センター救急科の⼤きな特徴です。救急科専攻医はこの診療管理体制を通じて“医学”だけではなく患者中⼼の“医療”に触れ、医師としての奥⾏きを増すものと考えます。
④ 多様性あるキャリアパスと明確な将来展望
当科の研修を経て救急科専⾨医を取得した医師の約半数は引続き救急医療に携わり、救急医療に必要な専門性の高い領域(サブスペシャルティ含む)の研修に進みます。また、複合的専門医取得(ダブル・ボード、またはダブル・スペシャルティ)も推奨しており、残り半数は実際に他の基本領域へ移籍しています。その際の、マネージメントも当科が責任を持って協力しています。災害派遣医療チーム(DMAT; Disaster Medical Assistance Team)を中心とした災害医療や、消防防災ヘリの受入れ・ドクターヘリ事業への参加など航空医療にも注力しています。
進路に関わらず、救急科専⾨医である誇りと⾃信は⼀⽣の⽀えとなることでしょう(プログラム内コラム参照)。私共にとって、『全ての医師は救急科専⾨医であるべき』は決して過⾔ではなく、他科に進む医師もまず救急科の⾨を叩くべきという考えの下に、幅広い将来像を持った医師を歓迎しています。
専門研修基幹・連携施設
名称 | 都道府県 | 研修部門 | 救急車搬送件数 | 施設の特徴 |
---|---|---|---|---|
東京医科大学 八王子医療センター (専門研修基幹施設) | 東京都 | 救命救急センター | 約4500件/年 | 三次救急医療施設(救命救急センター) 災害拠点病院、東京DMAT指定病院、他 |
南多摩病院 (専門研修連携施設) | 東京都 |
救急外来、他専門科外来・病棟 (内科・外科・眼科・小児科・耳鼻咽喉科ほか) |
4300件/年 | 地域二次救急医療機関 |
右田病院 (専門研修連携施設) | 東京都 |
救急外来、他専門科外来・病棟 (内科・外科・形成外科ほか) |
3449件/年 | 地域二次救急医療機関 |
清智会記念病院 (専門研修連携施設) | 東京都 |
救急外来、他専門科外来・病棟 (外科・整形外科・麻酔科・放射線科・消化器内科・循環器内科ほか) |
3800/年 | 地域二次救急医療機関 |
日野市立病院 (専門研修連携施設) | 東京都 |
救急外来、他専門科外来・病棟 (外科・整形外科・麻酔科・放射線科・消化器内科・循環器内科ほか) |
3819/年 | 地域二次救急医療機関 |
都立小児総合医療センター | 東京都 |
救急外来、他専門科外来・病棟 (麻酔科、集中治療科など) |
3,400/年 | 地域二次救急医療機関 |
諏訪中央病院 | 長野県 |
救急総合診療センター(救急外来、総合診療科・内科初診外来)、 他専門科外来・病棟(ICU・HCU、一般病棟) (外科・整形外科・麻酔科・放射線科、消化器内科・循環器内科ほか) |
16,947人/年 | 地域二次救急医療機関 |
弘前大学 附属病院 (専門研修基幹施設) | 青森県 | 高度救命救急センター | 3,819 /年 | 三次救急医療施設(高度救命救急センター) 基幹災害拠点病院 |
東京医科大学病院 (専門研修基幹施設) | 東京都 | 救命救急センター | 4773/年 | 地域三次救急医療機関 |
埼玉石心会病院 | 埼玉県 |
ER総合診療センター (救急外来、総合診療科、ホールディングルーム) |
7575/年 | 地域二次救急医療機関 |
⻘森県立中央病院 | ⻘森県 | 救命救急センター | 3682/年 | 三次救急医療施設(救命救急センター)、基幹災害拠点病院 |
さらに…当プログラム終了後のメリット
当プログラム終了後は、八王子医療センターや東京医科大学(本院)を筆頭に、どの病院のどの科にも入職することが可能です。
確実に入職できるよう組織的にサポートしますがそれだけでなく、”救急科専門医”はどこに行っても非常に重宝されます。
例えば、以前八王子医療センター救命救急センターを卒業したS先生は、現在、東京医科大学(本院)の感染症科に勤務しており、救急集中治療の経験と知識を武器にして活躍しています。
具体的なご質問など随時受付しておりますのでお早めにどうぞ!
早急に返答いたします。
◎ご質問はこちらまで→ qqspdr@tokyo-med.ac.jp
救急科領域
モデルプログラム責任者
救命救急センター長 弦切純也
「全ての医師は救急医であるべき」は、市⺠からすればその通りと思います。何科に進むにせよ、若いうちに救急科専門医を取得しておくべきと思います。また、患者さんが急病を患ったその日から、⻑い目でその患者さんに合った医療をトータルコーディネートできる能力が救急医に求められています。
この観点からも、我々のプログラムは非常に質の高いものであると確信しています。
2024年の後期臨床研修及び専門研修医(救命救急科プログラム)募集要項
2024年の後期臨床研修及び専門研修医(救命救急科プログラム)募集要項はこちら【専門研修支援室ホームページ】をご覧ください。
2024年の募集要項【専門研修支援室ホームページ】
当科をぜひ見学ください
病院・各科見学をご希望の方は、当院「専門研修支援室ホームページ(https://h-senmoni.com)」の専用フォームよりご連絡ください。
見学相談・申込みはこちらよりご連絡ください。(別窓で開きます)
東京医科大学 八王子医療センター専門研修支援室
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